日本円の価値低下
Depreciation
Think
考えてみてほしい
1980年代後半のバブル景気終焉から日本円の価値は上がる事なく、低下の一途を辿っています。
日本円の価値がどうして低下し続けているのでしょうか?
その原因と理由について説明いたします。
まずは下記の人口ピラミッドをご覧ください。
Check point
人口動態を表すわかりやすい指標として人口ピラミッドがあります。
人口ピラミッドは将来を予測する一つの指標です。
「将来この国は人が増えそうだ」という国はどれかわかりますよね。逆に「将来この国は人が減りそうで心配だ」という国はどれかわかりますよね。
経済発展のポイントは、
①人が増え続ける国、
②平均年齢が若い国、③外貨を獲得することができる国
の3つが主なポイントです。
逆に人が減るような国、平均年齢が高い国では経済発展は起きません。
衰退の一途を辿ります。考えてみましょう。
あなたが、カフェをオープンする場所は、人口1,000万人の都市で若者が多いエリアと人口100人の村でお年寄りが多いエリアとでは、どちらを選びますか?
答えは、人口1,000万人の都市ですよね。
人口が多いところには、購買が生まれ、お金も集まります。
日本は経済発展を促す若年層が少なく、今後、経済発展のイノベーションが生まれる可能性が低いことが分かります。
次に日本の人口推移のグラフを見てみましょう。
現在の日本は、人口減少のステージを進んでいます。
このグラフから日本の将来はどのようになると思いますか。
想像してみてください。
先でもお伝えしましたが、「経済発展は人口が増え続ける国」で発生します。
人口減少=その国内のマーケット規模が減少することを意味しています。
働く世代を表す指標を人口ボーナスと言います。
働く世代が増え続けるということは、人口が増え続けると考えることができます。
人口が増え続けるということは、経済発展へ向かうことを指します。
働く世代が増える時期が終わった国の未来はどうなっていくのでしょうか?
私たちが住む現在の日本が正に答えを示しています。
20年前と比べ物価は上昇するが給与は全く上昇していません。
このまま日本の経済をベースに生活を進めると国と共にあなたの資産も衰退してしまうかもしれません。
でも、まだ日本円は大丈夫でしょ!?
かつて強かった日本円。
今は、その面影すらありません。
この現実を受け入れることは辛いかもしれませんが、
生きていく上では直視する必要があります。
先にご覧いただきました人口ピラミッド、
人口ボーナスからもわかるように、
日本は衰退の一途をたどっています。
110歩譲って、
日本円の価値がそのままだったとしましょう。
しかし、他の国の通貨価値は上がっていきます。
先の人口ピラミッド、人口ボーナスが
答えを示してくれています。
その時、日本円はどうなってしまうのでしょうか?
私たちが生きる日本では、ここまで考える必要があります。
New Perspectives
目を外に向けましょう!
まるでタイムマシーンに乗って日本の高度成長期を見ているかのような世界が存在します。
日本が成長していたあの頃に戻れたとすると、あなたはどんな選択をしますか。
お金は、金利の高いところへ流れる性質があります。
少しでも金利が付いた方がいいと思うのは、誰しも同じです。
また、金利は、その国の成長率を表す1つの指標です。定期預金0.01%の金利の国は、成長していると言えるでしょうか。
冷静に考えて見ましょう。